「いのち学」を提唱
2010年度より、キリスト教学科では「いのち学」をテーマとしてカリキュラムを構成します。直木賞受賞小説『悼む人』やアカデミー賞受賞の映画『おくりびと』などにも見られる「死」と「いのち」を問う現代のニーズ、生命倫理や地球環境の「いのち」の問題など、このテーマに関係した問いは多岐にわたります。キリスト教信仰の立場からの視点を提供します。
歴史を切り拓くための深い洞察力を
百年を迎えるルーテルのキリスト教神学の研究と教育の伝統は、宗教改革者マルティン・ルターの信仰と精神を受け継いでいます。ルターは、中世末の暗い時代に、人間がイエス・キリストにある真実の希望と愛を持って生きていくための信仰を聖書から再発見しました。その信仰に基づいて、ルターは多くの強い反対にも屈することなく、改革の呼びかけを行いました。そして、この改革にはじまる時代の大きな潮流が、やがて西欧近代を切り開く一つの原動力となったのです。
21世紀を迎えたばかりの今、私たちは明るい未来を描き難くなっていないでしょうか。そんな時代だからこそ、明日の社会を見通す知性とその知見に基づく実行力が求められるでしょう。キリスト教学科は、聖書に基礎を置きながら、新しい時代を切り拓いていくために、人間といのち、世界と文化、歴史と自然などについて幅広い視野と深い洞察力を養うことを目指しています。
キリスト教から世界の文化を学ぶ
中世ヨーロッパの文化形成に大きな働きをしてきたキリスト教は、哲学、思想、文学、音楽、美術、建築など世界中の文化全体に強い影響力を持ってきました。本学ではヨーロッパ、アメリカをはじめとするキリスト教文化について深く学ぶことができます。
また、キリスト教は世界中に伝えられ、アジアやアフリカなど非キリスト教的文化の世界ともさまざまな出会いを経験しています。聖徳太子、空海や千利久など日本固有の歴史や文化を担った人物にもキリスト教との接点があると言われます。本学では、キリスト教を手掛かりにしながら、世界中の文化・社会を学ぶことが可能です。
神学専門の教員と徹底した少人数教育
キリスト教学科には、伝統的神学の各分野における専門教員がそろっています。全ての科目で徹底した少人数教育を実現していて、一人ひとりの学習の意欲と興味関心を深めつつ、新しい自分の歩みを見出す学びができます。
社会人の学べる環境
社会人にも広く門戸が開かれています。長期履修の制度を利用すれば、自分に合ったペースで学びを進められ、現役で働きながらの学びの道も整えられています。現在も50代で仕事をされながら学ぶ方、引退後の60代で新たなチャレンジをされている学生もいます。 |