社会福祉学専攻主任・教授 和田 敏明
本学の社会福祉学専攻には三つの特色があります。第一の特色は、確固たる社会正義と人権意識を持ち、かつ社会福祉サービスについて、マクロからミクロレベルまでの鳥瞰的、包括的視点を適用し、高度な専門的知識や技術を備えたソーシャルワーカーを養成することを目標とし、一年次には実践現場での実習が必須です。第二の特色は、自らの専門性に自信を持った管理職を養成することです。第三の特色は、実践の妥当性の証明、理論構築のできる研究者の醸成を目指しています。
授業は、木曜日、金曜日の夜間と土曜日の昼間に開講しています。また少人数での指導・議論ができるような環境を整備しています。したがって、フルタイムの職業に従事している方でも、将来の飛躍に備えて、仕事を両立させつつ充実した勉学を行うことができます。教授陣は、国内および国際的に研究活動を展開しグローバルな視点を持ち、その領域の権威的存在として活躍しているものが、指導にあたっています。2007年度、2008年度に社会福祉学博士が誕生。現在も博士論文提出試験に合格した6名が博士号取得に向け取り組んでいます。社会福祉について真剣に学ぼうとする方々の入学も心から歓迎いたします。
理念
博士前期課程
確固とした人権意識と倫理観を備え、社会福祉の政策や実践に関する高度な知識と技術を身につけたソーシャルワーカーの養成を目指しています。
博士後期課程
社会福祉従事者の養成施設、高等教育機関の教員及び研究者の養成を目指しています。また、社会福祉施設・機関における運営・管理のエキスパートの養成を目指しています。
特色 三つの研究領域
博士前期課程では、(1)社会福祉制度・政策、(2)社会福祉方法と技法、(3)キリスト教社会福祉の3つの研究領域から専門性を極める領域を選択し、高度な専門職業人として必要な知識と技術を身につけます。日本の他の社会福祉系大学院に比べると社会福祉援助技術に関する科目の多さと社会福祉調査についての科目の充実度では他に類をみない充実したカリキュラムとなっています。
博士後期課程では、(1)社会福祉制度・政策あるいは(2)社会福祉援助技術のどちらかの研究領域から選択し、研究を深めます。
博士前期課程卒業生の就職進路状況
2007年度の卒業生は7名でした。当課程の特徴は社会福祉分野において現職をもちながら研究活動に励んでいる院生が大半を占めていることです。
これまでの博士前期課程修了生のうち、13名が博士後期課程に進学しています。
総合人間学研究科・学位論文テーマ(社会福祉学専攻)
- がん患者家族の意志決定プロセスと構成要素の研究
〜ギアチェンジ期および終末期の支援に焦点をあてて〜
- 医療ソーシャルワーカーの悩み、困りごとの調査尺度作成の試み
- ケアマネージメント実践におけるコンサルテーション体制の構築
〜地域包括支援センターの実践を通して〜
- 高齢者通所介護施設に従事する相談員のバーンアウトに関する研究
- 医療機関におけるスーパービジョンモデルの最適化
〜ソーシャルワーカーの実践を通して〜
- 地域におけるアルコール依存症者支援へのソーシャルワーカーの役割に関する考察
- 人材確保に影響を与える要因についての組織コミットメントの研究
〜高齢者福祉施設スタッフに焦点を当てて〜
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