神経発達症(発達障害)は理解されにくく、多くの誤解を生んでしまうことがあります。神経発達症に気づかなかったり、気づいていても適切な支援や治療を受けられずにいると、周囲に理解されず叱咤や非難を受けたり、失敗体験を積み重ねるなどして、本人の自尊心ややる気が失われ、新たな二次障害が引き起こされることがあります。二次障害には、うつ病、不安障害、不登校やひきこもり、ゲームやネット依存、アルコール依存などがあります。発達とともに変化する様々な困難を軽減するために周辺環境を整え、本人の特性に対する理解や教育機関、職場、支援者との連携によるサポートが最も重要です。生活に支障のある症状に対しては、薬物療法が有効な場合があります。薬物療法は特性や障害を根治するものではなく、あくまで症状を緩和するために行います。本講演では、神経発達症の診断と薬物療法の最新の知見についてお話しします。
講師
中川 栄二 先生(国立精神・神経医療研究センター病院 特命副院長)
講師略歴
1989 年 筑波大学 医学部卒業
1992 年 国立精神・神経センター武蔵病院 小児神経科レジデント
1998 年 カナダ ブリティシュ・コロンビア大学 神経科留学
2003 年 国立精神・神経センター病院 小児神経科医長
2014 年 国立精神・神経医療研究センター病院 外来部長
2018 年 国立精神・神経医療研究センター病院 特命副院長、てんかんセンター長
専門分野:小児神経、てんかん、発達障害
小児科学会専門医、小児神経学会専門医、てんかん学会専門医、
小児精神神経学会認定医、臨床遺伝専門医、日本臨床薬理学会指導医
1989 年 筑波大学 医学部卒業
1992 年 国立精神・神経センター武蔵病院 小児神経科レジデント
1998 年 カナダ ブリティシュ・コロンビア大学 神経科留学
2003 年 国立精神・神経センター病院 小児神経科医長
2014 年 国立精神・神経医療研究センター病院 外来部長
2018 年 国立精神・神経医療研究センター病院 特命副院長、てんかんセンター長
専門分野:小児神経、てんかん、発達障害
小児科学会専門医、小児神経学会専門医、てんかん学会専門医、
小児精神神経学会認定医、臨床遺伝専門医、日本臨床薬理学会指導医
講座概要
日時 | 2019 年2月2日(土) 13 時30分~15時(13 時受付開始) |
場所 | ルーテル学院大学 ブラウンホール2階 →キャンパスマップはこちら |
参加費 | 無料 |
託児 | 1,000 円(2 歳から就学前まで。水筒、オムツ等お持ち下さい) |
申込方法 | ルーテル学院大学臨床心理相談センター宛に、お電話で事前にお申し込み下さい |
申し込み・連絡先 | ルーテル学院大学臨床心理相談センター 東京都三鷹市大沢3-10-20 →交通案内はこちら TEL・FAX: 0422-32-0316 |
※個人情報は規定に基づき、目的外使用をせず、厳重な管理を行います。
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