牧師養成コース

人間を深く見つめ、しかも絶対者である神様の前で、その光の中で自己と他者、また世界を見直し、真の人間性を取り戻すための神の言葉を聴いていきたいのです。人間を捉える罪と悪から解放し、魂にみずみずしい喜びを回復できるように、またこの世界の愛と慈しみ、正義と平和が増し加わるように、祈る人、語り働く人が必要です。神学校は、そのための牧師養成を行います。牧師養成コースは4年間の学びとなり、日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教会の牧師を養成するためのコースです。

教育内容

学部レベルに相当する基礎的な神学教育2年を了えてからさらに2年、この2年では、より実践的な訓練とより高度な神学の学び、学問と実践の総合とが目指されます。34単位分の科目を履修し、そのほかに卒業論文(修士論文レベル)と宣教研修(7ヶ月)が課されます。

具体的には、聖書学と説教学の総合としての説教学演習では、まず原語(ギリシャ語、ヘブル語)の聖書本文からの釈義をし、実際の教会の礼拝で説教し、牧師も交えて厳しく振り返ります。

2年次の秋には、10週間にわたって臨床牧会教育(CPE)を病院などで専門家の指導のもとに受け、牧会者・伝道者にふさわしい人格の形成と、他者への援助の実際を体験的に学びます。

3年次の7月半ばから翌年2月半ばまでの7カ月間は、全国各地にある教会のひとつに身を置き、その教会でじっくりと宣教研修を受けます。牧師また信徒たちからの指導とアドバイスを受けながらの実地訓練です。

そのほか、神学総合演習をはじめとする神学諸分野の教科を学ぶのは言うまでもありません。仕上げの最もたるものに、1年半かけてじっくり指導を受けながら自ら取り組んだテーマを研究してまとめる卒業論文があります。

礼拝・信仰訓練

しかし、何と言っても神学校です。学校生活の中心は毎日の礼拝であり、朝夕の祈りです。共同体の中で、福音宣教に生涯身を捧げる訓練を受けつつ、キリストへの信仰を深めていくのです。

学則