ルーテルの人 ルーテルの人

“魂のケア”を学び、言葉を大切に扱うカウンセラーに

田中献一

ルーテルを選んだ理由

被災者支援センターに在職中、震災で家族を亡くされた方が当時の状況を話してくれました。でも、自分には聴くことしかできず…、何か心を癒せる言葉をかけられたら、相手が「話してよかった」と思えるようにできたら…と、無念に思いました。そこで、心理カウンセラーになりたいという想い気持ちも募り、大学院で専門のスキルを学ぶことを決意しました。ルーテルへの進学は、オープンセミナーでのジェームス・サック教授による「スピリチュアルペイン(魂の痛み)」の体験講義が決め手になりました。問題を通じて人格は創られていくというお話が、被災地で辛苦にも意味を見出し、前を向く被災者の方の姿に重なり、求めていることが学べそうだと直感しました。

ルーテルで学ぶ魅力

刑務所の教誨師でもあるジェームス・サック教授、ハンセン病患者のカウンセラーも長く務めた白井幸子名誉教授など、経験豊かな教授陣が魅力です。先生方の経験談は重みがあり、たったひと言で相手の過去を労わり、涙させたという話には、カウンセリングにおける“言葉の力”を実感しました。精神分析などの科学的で幅広い理論だけなく、人の存在価値などの根源的なテーマについて学べるのもルーテルならではだと思います。将来は東北に戻り、言葉を大切に扱いながら、人の心をケアしていきたいです。
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