ルーテルの人 ルーテルの人

中立的な立場で相談にのれるよう学び続けたい

山本 菜々さん 臨床心理士
2015年度 総合人間学部卒 2017年度 大学院臨床心理学専攻修了

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この仕事の魅力とやりがい

お子様の一時預かり事業を担当しています。出産や通院などのさまざまな理由で子育てができない方のお子様を預かり、数時間から宿泊までサポートしています。日によってお預かりする人数や、初めてのお子様が多くいることもあり、対応に困ることもありますが、子どもたちが不安にならないようお世話をした結果、楽しそうに遊んでいる姿や、お迎えの際に笑顔で保護者の方に走っていく姿を見ると、とてもうれしくやりがいを感じます。子どもごとに個性があり、遊び方もそれぞれなので、特性を把握するよう心がけています。保護者の方も子どもと離れている時間で、気持ちが楽になったと言っていただけると、お世話をしてよかったと思います。

この分野、仕事を選んだきっかけ

幼い頃に友人の母親がうつ病になってしまい、明るかった友人も変わってしまいました。その時に子どものケアはどうするんだろう、と興味を持ったのがきっかけです。高校生で進路を決める際に、人と接する仕事をしたいという思いもあり、興味のあった臨床心理士について勉強しようと決めました。ルーテル学院大学に進学したのは、学校見学の際に、丁寧に説明してくれたことと、少人数で学べることで、より深く学べると思ったからです。今後は、相談事業に異動することが決まっています。より専門的になるので、積極的に勉強し、自分の目線ではなく中立的な立場で相談にのれる心理士になりたいと思っています。

ルーテルで学んだこと

大学1、2年次は社会福祉や基礎心理について学んでいました。3年次から心理学の専門的なことを学びました。特に印象に残っているのが、カウンセリングの授業です。過去の事例をペアで模擬的にカウンセリングを行うのですが、実践的に学ぶことができ、現在の仕事に活きています。実習では、その日の出来事や感想を先生に報告するのですが、丁寧に回答してくれ、次の実習までの改善にとても役立ちました。また、少人数制だったので、先生との距離が近く、相談や質問もしやすく、提出したレポートに対しても詳しく指導してくれたので、本当に勉強になりました。同じ目標を持ったクラスメイトと勉強できたのも励みになり、勉強しやすい環境でした。
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