コース紹介

キリスト教人間学コース

人間の総合的・包括的理解に立って、他者援助を行う人材を養成することを目的とする本学の教育の中で、特に「魂」や、スピリチュアルな課題、宗教的な事柄についての理解を深め、人間とその「いのち」の問題を探求するコースです。西欧の思想・芸術・文化・社会の歴史的基盤であるキリスト教について多面的に幅広く学び、自らの人生の意義や意味、喜びを確認し、希望に生きるための宗教的なもの(スピリチュアリティー)についての理解を深めます。将来、キリスト教的人間理解をもってさまざまな領域で人間の生と死に真向い、支援する働き人や、教会での奉仕者を養成します。

    学びのポイント

キリスト教人間学コース学び

西欧の思想・芸術・文化・社会の歴史的基盤であり、今も世界の文化・思想・社会へ影響力をもっているキリスト教を理解し、人間の本質を探究することは、世界との出会いにつながります。現代社会においては、「いのち」の問題と倫理についての理解と思索力を持つ人材への期待が大きくなっています。キリスト教人間学コースでは、日本におけるキリスト教のあるべき姿を探究しつつ、世界の文化・宗教を併せて学ぶことで人間理解を深め、また「いのち学」として、現代の様々な「生と死」をめぐる問題を探求していきます。

    伝統的神学に精通した教授陣

伝統的神学の各分野における教授陣から、神学・聖書学を基礎として、ラテン語・ギリシア語・ヘブライ語などの聖書語学やキリスト教固有の文化の世界、文学・美術・音楽、世界の宗教との出会いなどを学びます。キリスト教文化に関心のあるノンクリスチャンも広く受け入れています。

    資格

「宗教文化士」(民間資格)の取得のための受験資格を得るのに最も適したコースです。

    想定される進路

キリスト教会や教会関連の団体・出版社・企業・施設、あるいは教育・医療機関(病院やホスピス)・福祉施設、また冠婚葬祭業や他の一般企業で、人生に深く関わるような現場での対人援助を行う人材としての進路を目指し、学ぶことができます。牧師を目指す場合には、さらにそれぞれの教派神学校への進学準備をします。

    カリキュラム・履修モデル

キリスト教人間学コースでは、人間、特に生と死、また宗教的事柄に深い理解を持ち、他者援助を行う人材向けの履修モデルを提供しています

カリキュラムはこちら

人間・いのち・世界Ⅰ

人間・いのち・世界

人間とは何か、生きるとはどういうことか。私たちの生を深く掘り下げる視点に触れ、「いのち」の問題に迫っていくためのキリスト教的な思索の基本を身につけます。
キリスト教の人間観Ⅰ

キリスト教の人間観

読書とグループ・ディスカッションを通して、人間の喜び、悩みとジレンマを討議して自分の思考と意見を伝え、人間とはどんな存在かということを検討しながら、人間理解を学びます。
世界の宗教

世界の宗教

古代から様々な地域における宗教の特徴を学び、理解を深めます。また、それぞれの宗教がその起源から今日にいたるまで、どのような価値観を形成してきたのかについて概観します。
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