学位論文の評価基準

    総合人間学研究科 社会福祉学専攻

    博士論文(課程修了によるもの)の評価基準

    満たすべき水準

博士論文の水準は、社会福祉に関する研究領域において新たな知見をもたらすものであり、かつ、研究者として自立して研究活動を行いうる高度の研究能力を有することを示すもの、もしくは、職業人として研究者と同等の研究能力と豊かな学識を有することを示すものであること。

    評価項目

  • 専攻分野において、独自の視点に立ち、オリジナリティがある。
  • 主題に関連した先行研究について充分な検討が行われている。                                                     
  • 研究方法やサンプリングが適切である。
  • 文章の形態、引用すべき文献や引用形式に問題がない。
  • 結果・分析が適切に示されている。
  • 考察・結論が十分、かつ適切である。
  • 研究の限界を適切に説明し、今後の課題を明確にしている。
  • 全体として、文章が論理的で、論理の展開に問題点が見られない。また、概念モデル、根拠、結果・分析、考察・結論の間に論理的流れがある。

    審査委員の体制

博士論文の審査は、学内審査と本審査の2段階となる。
学内審査は、主査、副査に加えて、大学院社会福祉学専攻教授会が指名する大学院社会福祉学専攻担当教員1名以上により、提出された博士論文について行う。学内審査の結果の協議は、審査委員の報告を受けて、大学院社会福祉学専攻教授会において行う。

博士論文の本審査は、主査、副査に加えて、大学院社会福祉学専攻担当教員1名以上の審査員を加えて行う。また、大学院社会福祉学専攻教授会において必要と認めたときは、大学院社会福祉学専攻教授会構成員以外の教員、他の大学院または研究所等の教員、学識経験者を審査委員に加えることができる。

    審査の方法

博士論文の本審査は、提出された博士論文についての論文審査及び口述による最終試験をもとに、総合的に行う。本審査の結果の協議は、審査委員の報告を受けて、大学院社会福祉学専攻教授会において行う。

    修士論文の評価基準

    満たすべき水準

修士論文の水準は、社会福祉に関する広い学識を有し、専攻分野における研究能力及び高度な専門的知識や技術を備えていることを示すものであること。

    評価項目

  • 専攻分野において、独自の視点に立っている。
  • 主題に関連した先行研究について充分な検討が行われている。
  • 研究方法やサンプリングが適切である。
  • 文章の形態、引用すべき文献や引用形式に問題がない。
  • 結果・分析が適切に示されている。
  • 考察・結論が十分、かつ適切である。
  • 研究の限界を適切に説明し、今後の課題を明確にしている。
  • 全体として、文章が論理的で、論理の展開に問題点が見られない。また、概念モデル、根拠、結果・分析、考察・結論の間に論理的流れがある。

    審査委員の体制

修士論文は、主査、副査に加えて、大学院社会福祉学専攻担当教員の中から一人の教員が審査委員として加わり、審査を行う。

    審査の方法

修士論文に対して、論文審査及び口述による最終試験を行う。評価は、上記の評価項目を踏まえ、総合的に行う。審査結果の協議は、審査委員の報告を受けて、大学院社会福祉学専攻教授会において行う。

    総合人間学研究科 臨床心理学専攻

    修士論文の評価基準

    満たすべき水準

修士論文の水準は、臨床心理に関する広い学識を有し、専門性を必要とする職業を担うための使命と社会的責任を自覚し、専門分野における研究能力及び高度な専門知識や技術を備え、優れた能力を身につけていることを示すものであること。

    評価項目

  • 先行研究の検討がよく行われている。
  • 文章が論理的で、論旨の展開にも問題点がみられない。
  • 研究方法が適切で、データ分析が正しく行われている。
  • 研究にオリジナリティが認められる。
  • 論文全体の文章が正しく論理的である。誤字・脱字がない。
  • 引用要約が正しくなされ、巻末の文献が正しく整理されている。

    審査委員の体制

修士論文の論文審査は、主査、副査によって行う。口述試験審査は、大学院臨床心理学専攻に属する教員全員によって行う。

    審査の方法

修士論文に対して、論文審査および口述試験審査を行う。評価は、上記の評価項目を踏まえ、総合的に行う。審査結果の協議は、審査委員の報告を受けて、大学院臨床心理学専攻教授会において行う。
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