ルーテルの人 ルーテルの人

イギリスから日本に戻り、また世界を見る

A

「日本にいると気付かないですが、イギリスでは街を歩くだけで"貧富の差"を感じました」と語る子ども支援コースのAさんは、高校卒業後イギリスの大学に留学し、冒頭の経験から貧富や子どもの生活環境を専攻しました。その後、自分の国の福祉を学ぼうとルーテルに編入しました。ただ、視線の先はやはり世界に向いています。「最近気になったのは国際福祉の授業で聞いた、ケニアのバラのお話しです」。ケニアは世界有数のバラ輸出国。花屋でのバイト経験もあるAさんにとって、色鮮やかで大輪のケニアのバラは純粋に美しいと思える花でした。でもその栽培のために湖が汚れ、近隣の生活用水が使えなくなっていることを知り、とてもショックを受けました。Aさんは「表面的に見えていることだけでなく、その裏の現実までしっかり知ること」がとても大切だと思い、将来の進路を考えています。
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