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「学びたい、なりたい」という気持ちが何歳になっても大切です

山口 麻衣 教授
専門分野:高齢者福祉、社会老年学、ケア研究

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メッセージ

人生100年時代。「学びたい、なりたい」という気持ちが何歳になっても大切です。高校生だけでなく、既卒者、社会人、子育て中の人、介護中の人、中高年の方も応援しています。緑豊かな小さな学び舎で、一緒に学び合いませんか。資格取得のためだけの教育ではなく、社会に巣立って、はばたいていくような教育をしたいです。さまざまな地域でルーテルの卒業生がたくさん福祉実践の領域で働いているのが、とても心強く、うれしく思います。

授業の紹介「高齢者福祉論」

「高齢者福祉論」では、地域包括ケア体制や高齢者や家族等への支援について学びます。また、「社会福祉調査」では、将来、対人援助者として実際に調査を福祉の実践に活用できるように、社会調査の基本を学びます。

授業の紹介「地域開発総論」

誰もが地域でその人らしく安心して暮らす事ができる多文化共生の地域社会づくりと、生活基盤を開発する力を養うことを目指しています。地域福祉、地域開発方法、国際開発、地域人材育成の4つのテーマごとに、具体的な実践・地域事例をもとに、地域の様々に課題にどう取り組んでいるのか、困難を伴う課題は何か、どう対処しているのかなどを体系的に学ぶ授業です。

    授業の目標

履修年次の目安は4年前期。地域課題や地域福祉の従事者間の多様な連携、ネットワークなどを総合的・多面的に理解できるようになることが目標です。

    授業の形式

オムニバス方式で、地域福祉、地域人材育成、国際開発、地域開発方法の4つのテーマごとに、具体的な実践事例、地域事例をもとに、地域の様々な課題にどう取り組んでいるのか、困難を伴う課題は何か、どう対処しているのかなどを体系的に学びます。

    ゼミについて

少人数のゼミなので、講義だけではなく、互いに議論する、自分なりに考えて発言するなどの学び合いが中心となります。例えば、私が担当する「地域におけるプログラム開発法」では、自分の考えた地域課題を解決するプログラム案を具体的に考え、だれを対象に、どのような方法でプログラムを実施するのか、アウトカムやインパクトは何かをまとめて、互いに発表しあいます。最初は、自分でプログラムを開発するといわれてもアイデアが浮かばなかった学生が他の学生の意見や関心事を聞くことにより、だんだんと地域でこんなプログラムがあればいいと思いつくようになり、とてもユニークな発想のプログラムが提案されることもあります。

    ゼミの魅力

地域福祉の4人の先生が、卒業までにこれだけは知っておいてほしいという熱い思いで授業を展開していることが最大の魅力です。地域開発総論は座学が中心ですが、「地域支援技法」という三鷹市・小金井市・武蔵野市の地域福祉ファシリテーターをめざす市民が学ぶ授業を学生が一緒に受講するので、地域開発総論での体系的な学びを地域支援技法による体験的な理解をもとに応用することにより、学びを深めることが期待されます。さらに、卒業後、様々な福祉現場で働くようになってから、本ゼミでの学びの本質的な意味合いや、課題に気づくこともあるでしょう。4年生という最終学年で地域福祉に関心のある学生がともに学び、語りあうことも本ゼミの大きな魅力です。

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模擬講義「ケアする人を支える:With/Afterコロナの時代にできることは?」

「ケアする人を支える」とは?With/Afterコロナの時代にできることは?一緒に考えましょう。

https://youtu.be/4q8BxqU94wc

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