日本ルーテル神学校紹介

日本ルーテル神学校とは

創立以来100年以上の長い伝統をもつ神学校。キリスト教神学を教授研究し、その実習を指導し、ルーテル教会の信仰に基づいたキリスト教教師及び指導者を養成することを目的としています。
制度上は各種学校になりますが、そこでの学問レベルは修士課程と同等であるよう努めていますし、現に本校の卒業生は海外に留学する際は、アメリカでいうM.Div.(マスター・オブ・ディヴィニティ、神学修士)修了と同等とみなされて博士課程に進むことができます。

日本ルーテル神学校とは

学校の概要

設立母体は、キリスト教プロテスタントの源流であるルター(ルーテル)派教会、日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教団です。両教会がその教会で働く牧師・伝道者の養成のために始めた塾のような形での神学教育がその起こりです。今は、学校法人ルーテル学院が経営するルーテル学院大学とともに、緑豊かな武蔵野の一角で、教会の霊的指導者としての信仰と学問と専門技術とを身につける4年間の一貫教育です。

七千坪の校地・文化勲章受賞の村野藤吾氏設計の校舎・共同生活を営む寮などは大学と共用です。

神学校長メッセージ

「ルーテル」の使命

「ルーテル」とは、あの16世紀ドイツの宗教改革者ルターの信仰に由来するという意味を持っています。500年にわたる「ルーテル」教会は、世界中に広がっていますが、人々が本当に神様の愛によって真実の「安心」と「希望」を与えられ、互いに支え合う社会を実現するための確かな「責任」を担うことへと生かされていくように神様の心(みことば)を伝えていくことを大切な使命としてきました。具体的には「ルーテル」教会はその伝道を「社会福祉」の働きにいち早く着手し、社会のなかで弱い立場におかれている人たちのための具体的な働きを生み出していきました。また、さまざまな社会の課題を確かに担っていく市民の育成のためには何よりも「教育」が大切と考えて、学校を建てたくさんの人材を育ててきました。

これが「ルーテル」の「特徴」であり、「伝統」です。日本では1893年に、九州の佐賀で最初のルーテル教会の活動が始まりますが、熊本に拠点を移して、20世紀に入るとすぐに教育のための学校をつくり、そして、また社会福祉の施設を建てていきます。宣教師たちは、その時に、日本でこの「ルーテル」の働きを続けていくために、一番大切なことはこの伝統を引き継いでいくための日本人の「牧師」「キリスト教の指導者」の養成であると考えたのです。

1909年、教会にとってというばかりではなく、教育や福祉という働きの責任を担う人材を養成するために「路帖(ルーテル)神学校」がたてられました。現在の「ルーテル学院」は、この「ルーテル」の使命を大学と神学校において実現しています。

神学校として

現代の私たちは、個人的にも社会全体においても、先行きの不透明感に包まれています。ことにも、3.11以後は、不安や恐れまた希望の見えない状況が弱い立場にある人々に襲いかかっているようです。私たちに本当に必要な「安心」と「希望」を取り戻し、私たち自身の人生を創り、社会を再生していく「責任」を生きるためには何が必要なのでしょう。
「ルーテル」は、神様の心(みことば)が一人ひとりに働くことこそが人間を本当に生かすものであるという、イエス・キリストの福音(喜びの知らせ)に確信をもって、その使命を実現させてきました。
神学校は、その神様の心(みことば)を深く学び、伝え、分かち合うための人材を養成し続けています。

校長_石居基夫

日本ルーテル神学校
校長 石居 基夫

理念

人間解放の福音を伝える伝道者、魂の癒しをもたらす牧会者

経済も科学技術もすばらしく発達したのに、人間一人ひとりが幸せになったとは実感できない世の中です。むしろ、人の和が弱まり、心を病む人が増え、生きる目的が見えにくくなっています。愛が冷め、希望が不確かになってきています。宗教さえも胡散臭い眼で見られる時代です。だからこそ、人間を深く見つめ、しかも絶対者である神さまの前で、その光の中で見直し、真の人間性を取り戻すための神の言葉を聴いていきたいのです。人間を蝕む罪から解放し、魂にみずみずしい喜びを回復できるように、この世界に愛と慈しみ、正義と平和が増し加わるように、祈る人、語り働く人が必要です。神学校はそのための牧師養成を行います。

理念

宗教改革の伝統に堅く立って

宗教改革者マルティン・ルター(ルーテル)の信仰と神学の流れを汲むルーテル教会の伝道者・牧会者を養成するために、1909(明治42)年に創立されました。宗教改革のスローガン「信仰のみ、恵みのみ、聖書のみ」が神学校のモットーです。聖書を原語であるへブル語、ギリシャ語で深く学び、堅実な福音主義神学に立ち、教会の現場でしっかりと役に立つ実践力を養うことを目指します。

付属機関・施設