詩編と祈り -第Ⅳ期-

詩編と祈り~音楽のスピリチュアリティとともに~第Ⅳ期 プログラム

第Ⅳ期 Term IV Spring,2022  Carol Sack

第Ⅲ期に私たちは人間の置かれた現実を知り、そこに神のみ恵みの必要なことを学びました。
第Ⅳ期では、人間の状況についてさらなる観点を学びます。それによって私たちがどのように癒され得るのかという助けを得られることでしょう。
 
#1)
初めの講義では、第Ⅲ期でも取り上げたキリエ・エレイソンとアニュス・デイというふたつのキリスト教の伝統的な祈りについてもう一度学びます。今回はこれらの祈りの意味を知るために、音楽と、新たな患者さんのお話をします。
#2)
2回目の講義では、子守歌と呼ばれる世界的な音楽様式について学びましょう。なぜ、子守歌は言語、文化、世代が違っても歌われるのでしょうか。人間にとってそれはどういう意味があるのでしょうか。
#3)
3回目の講義では、恥の構造を学びます。恥は、他者との相互的な関係において大きな支配力を及ぼすものですが、同時に見えない形で私たちを突き動かすものとなるのです。私たちが探し求めているものは何なのでしょう。このことに関わって音楽や祈りは私たちにとってどのような助けとなるのでしょうか。
#4)
4回目の講義では国際的でエキュメニカルな草の根運動である「祈りのショール」をご紹介しましょう。これは私たちの人間性の癒しを示す美しいメタファーでもあり、またすべてをまとめるものともなります。
 
このほか、いくつかお伝えしておきたいことがあります。
✠この講座で私たちは神とのさらに深い生きた関係性を生きるようにと招かれます。講座での学びは私たちが「自分自身」を理解する助けとなりますし、また基本的な「キリスト信仰のものの捉え方」の理解を助けることにもなるのです。
私たちは特に、神との関係にいざなうものとしての音楽の役割に注目します。私たちはたくさんのことを患者さんや服役者の実話から学ぶでしょう。彼らは人生について大切なことを教えてくれます。
✠毎回の講座では、その日のテーマを紹介するための90分間の講義があります。それに続いて各自学んだことを反映させるための記録を付けます。そして、小グループに分かれてそれぞれの考えを分かち合う機会を持ちます。講座の最後には、その日の詩編に導かれ、自分の成長のきっかけとなるものを一人ひとりが思い巡らす時を持ちます。
✠参加者は時に応じて講義の前、また講義と講義の間に資料を読む宿題を課されることがあります。
✠音楽の経験も、教会員であることも、これまでにキリスト教に接した経験も必要ありません。どなたであっても「神とのより深い関係性を探し求めている方」を歓迎いたします。


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