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出会いによって紡がれていくソーシャルワーカー

高山教授

社会福祉の仕事にとても興味がある。しかし、多くの場合、世間ではたいへんな仕事だといわれる。「自分にできるだろうか・・・」という不安な気持ちもぬぐいきれない・・・。そんな気持ちになっている受験生もいらっしゃるかもしれません。ソーシャルワーカーの仕事は、たしかに厳しい側面を持っています。しかし、同時に出会いによって紡(つむ)がれていく、とてもとても暖かい働きでもあります。ソーシャルワーカーは、人生の途上で、病気や障がい、年をとっていくこと、家族の関係がうまくいかないことや経済的な問題など、生活上の困難によって、その人らしく暮らしていくことが難しい状況にある方と出会うことが多くあります。しかし、その方自身の存在とその方が生きてこられた歴史の中には、誰もまねのできない、その人らしさを作り上げてきた、誇り、経験、夢、大切にしたいこと、大切な人の存在や関係などがたくさんあります。その人らしさが、見失われそうになっているとき、ソーシャルワーカーは、その方と真摯(しんし)に向き合い、その方の歴史、その方が暮らしている地域、社会、そして、共に生きている、今というこの時代状況も視野に入れながら、その方自身が、その人らしさを回復(獲得)できるよう支援していきます。そのような支援の過程においては、ソーシャルワーカー自身も、関わった方を通して新たな出会いを体験します。たとえその方とは、もう会うチャンスがなくなったとしても、その出会いは、ソーシャルワーカーの中で紡がれて、ソーシャルワーカーとしての次の働きをしっかりと支えてくれるのです。ルーテル学院大学はとても小さな大学ですが、たくさんの出会いのチャンスのある大学です。出会いによって紡がれていくソーシャルワーカーの仕事に興味のある受験生のみなさん、まずはルーテルの学びの中で、たくさんの素敵な出会いを体験してください。みなさんと出会えることを心待ちにしています。
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