専攻紹介

臨床心理学専攻

    理念

キリスト教精神 -愛と献身の心- をもって、一人ひとりの尊厳を大切に人と接し、高度な専門知識と技術を駆使できる臨床心理の専門家を養成します。

    2つの研究領域

臨床心理学専攻は2つの研究領域の科目で構成されており、臨床心理学の専門家として、心の悩みや課題に対して専門知識と技術を駆使し、医療や教育などの様々な現場で貢献できる人材を養成しています。生物・心理・社会モデルにスピリチュアルの次元を加えて人を包括的に理解しようとするBiopsychosocial-Spiritual モデルが提唱されています。

心理領域

臨床心理援助方法研究領域
こころの健康を支えるために必要な心理アセスメント・心理支援・臨床心理研究・他職種協働・心理教育に必要な専門性を養います。
キリスト教と臨床心理学研究領域
人の理解と支援の基盤となるSpiritualの次元について深く追求し、キリスト教信仰の中核となる「人間の魂のケア」について理論と実践を学びます。

    専攻主任からのメッセージ

心理臨床の専門家が活躍できるフィールドが広がっています。臨床心理学は、心の働きについての研究をもとに、人の幸せや苦しみ、生や死、様々な危機、成長する心に寄り添い、そして、今以上の幸せに至る道を探る学問です。皆さんはどのような専門家になりたいですか?大学院は、知識を得るだけでなく、専門性を発揮する軸になる価値観や態度を培っていく場です。その基盤の上に、様々な知識と自らの心を資源として働く臨床心理の実践があります。学びの中で沢山心を動かしましょう。厳しいカリキュラムを共にする仲間がいる幸せを沢山感じましょう。専門家としての自分を、自ら育てていく力を身につけましょう。教員も皆さんとともに学び続けています。
→植松主任による専攻紹介動画


植松先生

臨床心理学専攻主任
植松 晃子 准教授

    様々な心理療法の経験豊かな講師陣による教育

臨床心理学の核となる心理療法に関する科目は充実しており、さらに本学独自の科目を提供しています。認知行動療法、精神分析的心理療法、集団精神療法、交流分析、児童臨床心理、パストラルケア、臨床死生学などそれぞれの心理療法の経験豊かな講師陣による教育が受けられます。また、学外からも第一線の教授陣が加わり熱心に指導しています。

    専門性を高める科目と豊富な臨床実習で実践力を養う

臨床心理学の核となる、心理臨床的な態度・アセスメント・面接技法・科学的思考の理解と習得を重視します。実習は学内併設の「臨床心理相談センター」で行い、学生は全員、クライエントの心理面接・心理検査などを担当し、熟練の現場経験を持つ臨床心理士(教員)のスーパーバイズを毎回受けることができます。学外実習では、デイケアの運営、精神科診断面接の陪席、クリニックの受付、インテークの補助、不登校の児童・生徒の支援、子ども家庭支援の現場などで実践研修を重ねます。

大学院での学びを知っていただくために、オープンセミナーを開催しています。模擬講義、専攻説明会の他、研究計画等を個別に相談することもできますので、受験を検討されている方はぜひご参加ください。その他、教育内容、入試、教員への個別相談については企画広報センターまでお問い合わせください。
時間的に制約のある方の学びをサポート(長期履修制度)

大学院(博士前期課程及び修士課程)の場合

職業を有する等の理由で通常の2年間では修了が困難な入学者を対象に、予め申請することにより、4年間を上限として長期履修を認めています。また、修了までに必要な学生納付金は以下の通りです(但し、入学金及び実習費等は除きます)。
履修年数社会福祉学専攻博士前期課程臨床心理学専攻修士課程
通常の場合(2年で修了) 1,300,000円 1,500,000円
制度を適用して3年で修了する場合 1,510,000円 1,710,000円
制度を適用して4年で修了する場合 1,680,000円 1,880,000円
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